“Fog of World (世界の霧)”というiOSアプリを愛用しています。iOS端末のGPSでどこに行ったのかを地図上に記録してくれるアプリで、旅行やドライブする時には向かうときは必ず立ち上げています。GPSの位置情報を記録する仕組みなので、電波が届かない場所でも記録することができます。
例えば、これ↓はマウイ島に行ったときにどこに行った(通った)かが記録されています。
そんなFog of Worldですが、GPSの不調なのか行った事もない場所の霧が晴れてしまう事が稀にあります。どれだけ世界の霧を晴らしたかを記録する事が目的なため、あまりに突拍子もない場所の霧が晴れていると気分がよくありません。下記の例では、紀伊半島沖と北陸地方に線が入ってしまっています。流石に飛行機でもこの軌跡は出せませんし、この線だけでズルしたようにレベルが10くらいあがってしまうので、何とか削除していものです。
アプリ上や軌跡を削除することができないため、Dropbox上にバックアップされたファイルを用いて戻す事にしました。ただし、この線が記録される前のデータが、いずれかのiOS端末に存在する必要があります。今回は運良く数日前にバックアップして、線が記録されていないiPhoneがあったので、そのデータを正とする事にしました。
※ 注意点
- 戻されるデータから、最新データまでの間に記録した軌跡は削除されてしまいます
- iOSやDropboxの言語設定などによりDropbox上のパス(ディレクトリ)が異なる場合があるかもしれません
[ 環境 ]
- iPhone (最新データだが、意図しないデータが残っているiOS端末) – iOS8.1.4/英語
- iPad (古いデータのままのiOS端末) – iOS8.1.4/英語
- 同期はDropbox経由 (iPhoneからSync済みのため、意図しないデータが残っている状態)
[ 手順 ]
- Dropbox上のバックアップファイルを移動します
- Dropbox/アプリ/Fog of World/Backup内のファイルを他のディレクトリにMove
- 上記のディレクトリ内が空になったことを確認
- iPad (古いデータのままのiOS端末)を同期させる (Sync and Backup)
- “Fog of World”アプリ内の、GENERAL > Sync and Backup で Dropbox に同期させる
- 1. で空になった Dropbox/アプリ/Fog of World/Backup 内にファイルが20個以上作成されます
- 必要のない線が消えたことを確認
- iPhone (意図しないデータが残っているiOS端末)のアプリを削除してから再インストール
- この時点では “Sync and Backup” しないように気をつけてください。古いバックアップも上書きされてしまいます
- “Fog of World” アプリを削除することで端末上のデータも消えます
- 再インストール後に起動すると霧が晴れていない Level 1 に初期化されます
- アプリ内で Dropbox と Link させます
- iPhone と Dropbox 上のデータを同期させる
- GENERAL > Sync and Backup で Dropbox 上のデータで上書きします
- 元々iPadにあったデータと同じ状況に戻ります
- (Option) データの差分をGPSロガーのデータで持っている場合は情報から戻す
- 1つのログファイルを読み込む毎に Sync しておく事をおススメします
- (Option) 他にも同期しているiOS端末がある場合は 3. と 4.を繰り返す
以上でレベルは下がってしまいますが最近できたおかしな軌跡を消すことができました。再インストールにより設定も初期化されていますが、インチキな軌跡が消えてスッキリしました。
これで今後も色々な所に行って霧を晴らせるように楽しむことができます。
なかなかリリースされませんが、”Fog of World 2″も楽しみですね。