iPhone 6 の Dual SIM 化を試しています。
理由のひとつは、業務用iPhoneのデータ通信の契約がほぼ従量課金のため、外出先でのちょっとした使用を躊躇ってしまう事がある。もうひとつは、音声付のIIJmioのSIMの出番がないものの契約期間の都合で解約もできないのでバンドルクーポンが勿体ない。という事で、Dual SIM運用で双方をカバーすることができないか試してみました。
1. 環境
- NTT docomo 版 iPhone 6 16GB
- NTT docomo の SIM (業務用)
- IIJmio の SIM (音声通話可・個人用)
2. Dual SIM のトライ
iPhone6用2SIM搭載アダプターケースなる商品がサンコーレアモノショップで売られているので、こちらを試しました。
結果的には、何の問題もなく、しかも iOS 8.4 になっても Dual SIM の環境が使えます。特別なアプリを入れることなく2枚のSIMが認識されました。ホーム画面?上部にSIM-1/SIM-2 といった表示が出て切り替えもできるので、iOS自体が Dual SIM の環境でも使える様になっているみたいです。
3. 運用
- SIM-1 (業務用docomo)・SIM-2 (個人用IIJmio)
- SIM-1で使う場合 : 何の工夫も必要なし
- SIM-2で使う場合
- docomoの転送サービスを利用して電話をSIM-1に転送
(1429:転送設定 / 1421:転送開始 / 1420:転送解除 を Address Book に登録しています) - APN構成プロファイルをインストール (or APNの手動設定)
- mioPONでクーポンスイッチの切り替え
- SIM-1 → SIM-2 へのSMSの転送不可
- docomoの転送サービスを利用して電話をSIM-1に転送
- SIM-1とSIM-2の切り替えは Settings > Phone > SIM Applications > Switch Number で切替え (若干タイムラグあり)
4. 注意点
- 使っているSIMを意識しないと、個人用SIMから業務電話を使用してしまう恐れあり
- SIM-2に切り替える前に必ず転送電話を設定する手間がある
- iOSの機能でActiveなSIMのSMSを別のiOS端末に転送できるが、ActiveではないSIMのSMSは転送ができない
- IIJmio -> docomo の切り替え時にAPN構成プロファイルを削除 (or APN設定の手動変更) する必要あり
- カバーが大きめ(厚め)
切り替えに一手間かかりますが、SIMを抜き差しすることなく切り替えができます。これでIIJmioのバンドルクーポンも有効活用することができそうです。
(追記) APN構成プロファイルのインストール & 削除について追記しました。