MINI F5x(F54/55/56)乗り換え時の消去情報

いまどきのクルマには様々な情報が車載ナビゲーション等に保存されています。自宅の場所から電話番号、好きな音楽とそのプレイリスト等々.. 乗り換え等で手放す際、正規ディーラー等であればきちんと削除してくれると思いますが、自分でも消しておきたいところ。

Mini Cooper S 5-Door Hatch-back (F55)での削除について調べてみました。
操作の詳細はオンラインのマニュアルに記載: http://origin.mini.jp/online_owners_manual/
(車体番号の下7桁が必要)

下記が主な消した方が良さそうな情報でしょうか。3.あたりはいつのまにかコピーしている可能性があるので注意した方が良さそう。

  1. 目的地履歴 (ナビ)
  2. メモリー地点 (ナビ) = 全ての登録 (ナビ)
  3. コンタクト(スマートフォンからコピーされている場合)
  4. 機器の登録解除 (Bluetooth機器)
  5. 音楽の削除 (プレイリスト)

その他、車載情報とは関係なしに忘れそうな項目。

  • 任意保険の変更
  • (任意) ETCマイレージサービスの車載器管理番号
  • (使っていれば) Automaticの情報変更
  • (使っていれば) Fuellyの情報変更
  • 駐車票・通行証のナンバー変更

愛車を乗り換える時は次の車へのワクワク感で乗り換え車の処理は怠りがち。今までトラブルなく走ってくれたことに感謝しつつ、掃除と共にデータも消してお別れしましょう。

広告

“Automatic”でクルマの状態をiPhone/Androidから確認する

5ヶ月ほど前からクルマのODB-IIポートに差し込んで iPhoneやAndroidでクルマに関する情報を視覚化するAutomaticを愛車で利用しています。(愛車には標準でiPhone/Androidと連携する機能が別であるのですが、不安定だったり他サービスとの連携という点でAutomaticに劣っているのであまり使っていません)
※ 2016年3月現在Automaticはアメリカ合衆国限定の扱いですが、使いたい!という世界各国のユーザ対してもリクエストに応じて対応してくれています。
※2. 1996年以降にアメリカ合衆国で販売された車種でOBD-IIポート対応 (Car Compatibility)

order-link-c288acad2e8a_150x150_cropped

Automaticの機能としては以下のようなものが挙げられています。

  • エンジン等の問題が車載コンピューターに確認された際、iPhone/Androidに通知される
  • 走行に関する情報を自動保存して、走行距離やガソリンの消費量だけではなく、急ブレーキ、急加速、スピードの出し過ぎなどの情報も表示される (2016年3月現在はMile/Gallon表示、ガソリン単価もUSで計算)
  • Web版のAutomatic DashboardからAutomaticで記録された情報を確認する事ができる
  • Crash Alert。事故などの際に自動的に任意の連絡先へメールを飛ばす事が可能 (2016年3月現在USのみ。一部有償機能あり)
  • 最後にクルマを駐車した場所を地図で表示
  • Apple Watch / Pebble に対応。駐車場所の表示
  • (対応車種のみ) ガソリン残量が少なくなった際のアラート通知
  • (Android限定) 運転中にドライブモードへ自動設定しキーボードも表示しない 

その他、IFTTTを通じて走行ログをEvernoteに出力したりTweetしたり、RescueTimeと連携する事もできます。更に楽しいのがWebからアクセスするAutomatic Labsの機能で、Battery Healthの視覚化したものや、Heat Map、Carbon Calculatorなどもテスト的に提供されています。

基本的に生活圏などが一目瞭然なコンテンツばかりでお見せする事ができませんが、例えばBattery Healthはこんな感じで表示されます。

screenshot_23

注意点としては、amazon.comなどで Automatic を購入してもアメリカ合衆国以外のクルマは基本的に使えません。また、iPhone/Androidのアプリもアメリカ合衆国のストア以外から入手する事ができない状態ですので、US iTunes Store/US Google Playにアクセスできる事が現時点での必須条件になります。

アプリを入手できたら、こちらのページの下の方にある手順でメール(英語です)して、クルマのメーカーや製造年、VIN(車両番号)などをサーバー側に登録してもらう必要があります。この手続きを踏まないとセットアップが進みませんのでご注意ください。

International Beta Programは2016年中と言われています。ドライブを視覚化する事ができる楽しいデバイス/サービスなので、日本への対応が待ち遠しいです。

MINI(F55)のコーディング / ドアミラー格納の動作

MINIのコーディングネタが続きますが、コーディングで有効にしたキーロック時のドアミラー格納の動作についてメモしておきます。

[Coding]
BDC_BODY > KOMFORT_SCHLIESSENの値をwerte=00へ変更

当たり前ですが、ドアミラーが開いた状態でキーロックをした際にドアミラーが格納されますが、逆にキーロックを解除した際の動作が条件によって変わります。

  • 自動でミラーを格納した場合 → キーロック解除時に自動的にミラーが展開
  • 手動でミラーを格納した場合 → キーロック解除時にはミラーは動作せず、手動でのみ開く

手動でミラーを格納した場合には自動でミラーが開く事はないので、立体駐車場など狭い駐車場などでも安心ですね。

MINI(F55)のコーディング パート2

引き続きMINI(F55)のコーディングを試しているので、設定をメモしておきます。

  1. Legal Disclaimerの停止
    • HU_NBT > LEGAL_DISCLAIMER_TIME の値を ld_mit_timeout から kein_ld へ変更
  2. ナビゲーションのスピードロックを解除して、走行中でも助手席から操作できるようにする
    • HU_NBT > SPEEDLOCK_X_KMH_MAXの値を werte=FF へ変更
    • HU_NBT > SPEEDLOCK_X_KMH_MINの値を werte=FF へ変更
    • HU_NBT > VIDEO_SPEEDLOCK_CONDITIONの値を none へ変更
  3. ドアロックとドアミラーの格納連携
    • BDC_BODY > KOMFORT_SCHLIESSENの値をwerte=00へ変更
  4. バックギア時の左ドアミラーの角度調整
    • BDC_BODY > ASP_BORDSTEINAUTOMATIK_DELTAの値を werte=55から任意の値へ変更
  5. オートライトの感度を変更
    • BDC_BODY > RLS_DEF_FLC_SCHWELLWERT_SATZ をempfindlich(敏感)へ変更

これくらいで変更してみたかった内容は網羅できていると思っています。またしばらく触らないと設定自体忘れてしまいそうなので、備忘録として残します。

MINI(F55)のコーディング (Day Driving Light)

MINI (F55)のCodingをはじめました。
Codingについてはまったくの素人なのでコメントしませんが、簡単に言えば車のプログラムを編集して制限されている機能を呼び起こしたりする行為です。もともと日本市場でディーラーが制限した機能を変更するので完全に自己責任な世界です。

今回はMINI(F55) Cooper SのLED デイライト(Day Driving Light)を有効にしました。
環境はこんな感じ。

  • MINI 5-Door (F55) 2015年3月 – F56_15_03_503
  • Windows XP on Parallels Desktop 8 on MacBook Pro 15″
  • E-Sys 3.26.1
  • PSZDATA 55.4

E-Sysの操作は割愛しますが、下記の2項目の編集・コーディングで有効化できました。

  1. BCD_BODY > TLS_MODUS > Ausgelesen の off を tfl_s (Werte=02)に変更
  2. HU_NBT > DAYDRIVING_L1_GHT > Ausgelesen の Perm_off を Standard に変更

この状態ですと、こんな挙動になります。

  • ナビゲーションでデイライトのOFF/ONが可能に
  • デイライトONの設定にすると、エンジン始動状態でLEDリングライトが点灯
  • スモールライトを点けるとLEDリングライトは消灯

LEDリングライトは夜になると相当明るく感じます。スモールライトの2-3倍の明るさがありそう。スモールライトとの共存など改善の余地がありそうなので、また調べてトライします。