iPhoneやiPad、Macなどで利用する Apple ID。そのセキュリティを高めるために2ファクタ認証という機能があります (2ステップ認証とは別)。要するに、パスワードだけではログインさせず、別の端末に6桁のワンタイムパスワードを送付して、そのパスワードを入力する事でログインさせる仕組みなので自分が別端末で許可を出さないとログインできない仕組みです。そんな2ファクタ認証でトラブルがあったのでメモしておきます。
[発生事象]
特定の端末でログインしようと思ったところ、別端末に送られたワンタイムパスワードが何度やっても無効と判断されログインに失敗し続ける。他の端末ではワンタイムパスワードが有効でログイン可
(iPhone 7 Plus/iOS 10.1.1)
[原因]
不明
[回避策]
Apple IDの2ファクタ認証を解除して再設定する
[影響]
– 2ファクタ認証の設定解除・再設定の手間がかかる
– すべての端末で mac.com/me.com/icloud.com メールのアプリケーションパスワードを再発行 & 再設定が必要
– Apple WatchでMacのログイン解除をする設定の再設定 (Apple Watch AppでiCloudへログイン)が必要
その当時、どうしてもApple IDにログインしなければならない理由があったため、Apple Supportに問い合わせて対応頂きましたが、同様の事象について確認されていない事、急ぎ回避するためには2ファクタ認証を一度解除してみて欲しいという事で問題の原因追求までは行き当たりませんでした。そもそもシステム/ソフトウェアとはバグが潜んでいて当然 + 回避策があればとりあえずは問題ないという考えなので、いずれ解決してくれる事を望みます。
2ファクタ認証の再設定後、2週間ほど経過していますが再発などはないので忘れようと思います。ひとまず、同じ問題でお困りでかつ時間がないときには2ファクタ認証の解除をお試しください。時間がある場合にはAppleサポートへ相談して原因を調べてみると良いかもしれません。